DAY SURGERY

日帰り手術

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主に中耳炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)・副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻茸の手術を行っております。

保存的治療(投薬・点滴・ネブライザー)にても、症状が改善せず治療が効果ない場合は手術療法をお勧めします。

急性中耳炎

保存的治療・薬物治療で症状が改善せず痛みが強い場合は、耳内に麻酔をして鼓膜を切開いたします。
中耳内の膿を吸いだして抗生剤の点耳をおこないます。
切開された鼓膜は約10日前後で自然に閉鎖され元に戻ります。

滲出性中耳炎

保存的治療・薬物治療で症状が改善せず耳漏が多く聴力が低下している場合は、耳内を麻酔して顕微鏡下に鼓膜を切開し、中耳内の滲出液を吸引してチューブを留置いたします。
抗生剤の点耳をしながら10分前後安静にして頂き、めまい等がなければ帰宅できます。

慢性中耳炎

鼓膜に穴があいている患者さんで保存的治療・薬物治療で症状が改善せず耳漏が多く聴力が低下している場合は、
耳内を麻酔して鼓膜を張ります。
10分前後安静にして頂き、めまい等がなければ帰宅できます。

アレルギー性鼻炎(花粉症)・肥厚性鼻炎

鼻の中の粘膜は、呼吸の際にさまざまな物質にさらされます。その中に花粉、ハウスダスト、ダニ、カビなどの
アレルゲン(抗原)が含まれており、体内で抗原抗体反応が起きるとくしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ等
アレルギー症状が引き起こされます。
また、実際にはアレルギーがなくても、副鼻腔炎(蓄膿症)などが基礎にある場合には、鼻の中でのばい菌の活動により、鼻が腫れて鼻づまりを引き起こします。(肥厚性鼻炎)

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔とは、大きく分けて、おでこのところにある前頭洞、目の内側にある篩骨洞、篩骨洞のさらに奥に蝶形骨洞、頬の奥にある上顎洞からなり、粘膜からは鼻水が分泌されています。鼻水の流れが滞ったり、体調が悪くなったりすると副鼻腔内のばい菌の活動が活発になり、粘り気のある鼻水が蓄積します。
頭が痛い、目の奥が重苦しい、顔が痛い、歯が痛い、のどに痰が降りてくる(後鼻漏症候群)などのさまざまな症状を引き起こします。
 

副鼻腔炎(蓄膿症)の原因

慢性副鼻腔炎は、主に、ウィルスの感染やばい菌の感染によって起こります。虫歯や歯周病によっておこるものもあります。本来、鼻の中にはばい菌が常にいますが、体調や環境の変化によってばい菌の活動が活発になります。
普段症状がなくても、急に発症して重い症状になる場合もあります。
また、繊毛運動の活動低下や鼻水の流れがうっ滞しやすい構造になっている方が副鼻腔炎になりやすいです。近年では好酸球性副鼻腔炎というアレルギーに関わる細胞が活発に活動し、副鼻腔炎の再発を繰り返す症例も指摘されています。
 

副鼻腔炎(蓄膿症)の診断

まず、患者様の症状の経過や病歴を問診します。副鼻腔炎が疑われる場合は、頭部レントゲン撮影や 副鼻腔CT撮影を行います。また、鼻腔内を内視鏡で確認する場合もあります。副鼻腔から交通している孔から濃い鼻汁がでていたり、鼻茸(鼻ポリープ)がある場合は、副鼻腔炎を強く疑います。
 

鼻茸(鼻ポリープ)とは

鼻の中の粘膜が炎症を繰り返すと、ポリープができます。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合にいっしょにできることが多く、小さな鼻茸(鼻ポリープ)は保存的治療で小さくなることもありますが、鼻腔がふさがってしまうような大きな鼻茸は切除を必要とします。
鼻茸(鼻ポリープ)の切除のみであれば日帰り手術が可能です。
 

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療方法

大きく分けて、保存的治療と外科的治療があります。
保存的治療とは内服や鼻処置、ネブライザー治療などを行い、外科手術を行わずに治療します。
発症からの時間が短い急性副鼻腔炎の場合は、1週間程度の内服で治りますが、慢性化すると少量の抗生剤を3ヶ月程度内服していただく場合もあります。
なお、少量の抗生剤を長期にわたって投与する場合、副作用が発生する確率は数%と言われており、胃腸障害、肝機能異常、不整脈などが主なもので重篤な副作用はほとんどありません。もし強い副作用がでた場合は、ただちに投薬を中止します。
外科的治療は、鼻の中の構造が副鼻腔炎を起こしやすい場合、薬物治療が無効である症例には手術を行います。
手術は上顎洞穿刺洗浄です。上顎洞を穿刺し上顎洞内を洗浄します。
副鼻腔にたまった膿を取り除き上顎洞内を洗います。
 

手術方法

鼻内を綿棒・ガーゼで局所麻酔をします。
麻酔が効くまで10分~15分じっとして頂きます。
その後、上顎洞を穿刺して洗浄します。
上顎洞穿刺は一瞬で終わります。
その後、洗浄をして抗生物質とステロイドを直接上顎洞内に注入します。
止血を確認して、10分~15分ベッドで安静にして頂いて
なんでもなければ帰宅できます。
 

手術費用

健康保険が適応されます。
副鼻腔炎のみであれば3割負担で片側約3,000円前後です。

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